「ぼけますから、よろしくお願いします」と気兼ねなく言い合える地域社会を目指して
[2025-02-05]
皆さん、「ぼけますから、よろしくお願いします」という映画をご存知でしょうか。
広島県呉市出身の映画監督、信友直子氏が2018年に制作した認知症のお母様と老々介護するお父様を娘の視点で描いたドキュメンタリー映画で、数々の賞を受賞さています。
信友氏は現在、全国各地で講演会を精力的に行われており、令和5年度全国民生委員児童委員大会(広島大会)での講演でも多くの反響があり、地域福祉関係者に広く聞いてほしいとの要望がありました。
1月31日(金)、信友氏を熊本にお招きし、特別講演をしていただきました。
昨今、地域や人との交流を拒む人たちが増え、地域福祉活動を根幹から揺るがす世の中になりつつあるなか、社会と繋がりをもつことの大切さをお話しいただき、私たちの活動を振り返る良い機会となりました。
なかでも高齢者にとっての社会参加は社会に甘えることという言葉があり、自分自身や家族が社会に甘えられるように「恩送り」として地域福祉活動に関わることもお話しいただき、今後、新たな視点で活動に取り組んでいくきっかけにもなりました。